クヴェヴリ製法とは?

クヴェヴリ製法とは?

クヴェヴリ製法でジョージアワインは造られています。クヴェヴリとは丸い大きな素焼きの壷のことで、壺の内側は蜜ろうでコーティングされています。

そのクヴェヴリに収穫してつぶしたブドウを入れて発酵させ、それからマラニという石造りの蔵の地中に埋め込んで一定の温度でブドウを再発酵させ熟成させていきます。

クヴェヴリ製法に使われるブドウは、農薬や化学合成肥料を極力使わない健全な土壌でオーガニック栽培されたものです。

また、ブドウが野生酵母に頼って自ら発酵するように添加物を加えないなど、醸造においても人の手をできるだけ加えないようにしています。ブドウの栽培から醸造に至るまで自然に頼るクヴェヴリ製法は、現在まで脈々と引き継がれてきた伝統製法として、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。